キャリアアップとライ...
新年あけましておめでとうございます。キャリアアップとライ...
09.Jan.2024
2025年度より子ども3人以上の多子世帯の大学学費および入学金が無償化されるという発表がありました。
この発表の内容をよく読んでみると、世帯の年収に所得制限はないものの、入学金および学費の支給には制限があり、対象となる子どもにも制限があるようです。
まだ全容は明らかでない点もありますが、例えば3人子どもがいる世帯で、第1子と第2子が大学生の場合は2人とも無償化の対象となりますが、第1子が大学を卒業して社会人となり扶養からはずれると扶養している子どもは2人となり無償化の対象外となってしまいます。
学費や入学金も私立大学の場合は各大学でその差も大きいので平均化した金額を定めていくことになりそうです。
子どもの未来のための制度でその志はとてもよい思いますが、この大学の学費無償化で即子どもを3人ほしいと思う方々が多数出てくるのかは未知数ではないかと思います。
女性の社会進出も普通のこととなり、子育てをしながら働く人ワーキングマザーも多くいらっしゃいます。父親の子育て参加も以前に比べてその機会は増えてきました。
でも、実際に働く環境は整っているといえるでしょうか?
育児のため時短勤務や在宅勤務の制度の拡充や子どもが体調を崩したときに仕事を休んだ場合の人員の調整などが必要となります。
育児期間中も肩身の狭い思いをせずに働いていける環境づくりが重要になります。また子育てと仕事を両立される方たちも周囲の方とコミュニケーションをとって真摯に仕事に向き合っていくことが大切です。
育児中の方が積極的に仕事に向き合える職場環境も学費無償化と同様に少子化の対策として大切なことだと思います。
いとうゆみ社会保険労務士事務所
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